2022/05/06
法人に関わる税金の種類
コラム
公庫団信とは、日本政策金融公庫(国民生活事業)の融資を受けた方が対象の、団体信用生命保険になります。
生命保険なので、死亡・所定の高度障害状態になった場合に補償(借入残債の弁済)を受けることができるものです。
日本政策金融公庫から融資を受けた場合には必ず加入しなければならないか?というとそうではなく任意加入の保険になります。
ちなみに公庫団信の加入の有無は融資の審査等には全く関係ありません。
融資の契約時(つまり融資が成功した後)に契約書類と一緒に公庫団信の書類も郵送されてきます。
生命保険の一種になるので「ご自身に万が一のことがあった場合の保険をどのように考えるか?」によります。
一般的には、ご結婚されていてお子さんもいる等、事業の借金を残したくない場合は入った方が良いと思います。
しかし、既に一般の保険に加入し、充分な死亡保障がある方は必要ないかもしれません。
また、公庫団信で保証を受けるよりも一般の生命保険の死亡保険金の方がお得な場合もありますので、比較検討されることが良いと思います。
参考 公庫団信 特約料(保険料)の目安
http://www.dansin.or.jp/insurance/business/fee.php
公庫団信と一般の生命保険ではその保険料の計算の仕方の違いから、人によって有利不利があります。
公庫団信→加入者の年齢に関係なく保険料は一律(保証額へ返済期間では変わります)
一般の生命保険→加入者の年齢が若ければ低く、高齢であれば高くなる
という特徴があります。
なので、同じ死亡保障額でも若い方は一般の生命保険の方が有利になりやすく、年齢の高い方は公庫団信の方が有利になります。
私の見ている限り、性別で多少かわりますが、45歳~50歳手前の方あたりはどちらでもあまり変わらない保険料になることが多いと思います。
公庫団信について書いてきました。
事業そのものや融資とは関係ないものですが、ご自身やご家族の人生に関わることです。
保険制度やメリット・デメリットなどを検討されることも重要なことだと思います。
当事務所では、お客様ごとのお考えや状況に応じ、公庫団信、一般の生命保険の加入についてもアドバイスをさせていただいております。
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