2022/05/06
法人に関わる税金の種類
コラム
日本政策金融公庫の新創業融資制度の基準利率は2.51%になります。(令和元年5月7日現在)
※上記は若者、シニア、女性などの優遇金利の適用前です。
ほんの2~3年前だと、2%あるかどうかの利率でしたので、この数年で結構上がりました。
少し前に、同じ政府系金融機関の商工中金で不適切融資などの問題もあったせいか、あまりにも低利での貸付けは民業圧迫との批判もあったのでしょうか?
ここ数年の日本政策金融公庫の金利は上昇傾向です。
日本政策金融公庫は創業に対してかなり積極的に融資はしてくれるので、金利が上がった今でも有力な選択肢ですが、創業者の方の属性や状況によっては他の融資の選択肢が出てきました。
そのような状況なので当事務所では、ご相談者の状況に応じて保証協会と日本政策金融公庫を使い分ける、あるいは協調融資(日本政策金融公庫と保証協会の併用)など選択してご提案しています。
兵庫県信用保証協会の融資制度の中で、創業の方向けの「新規開業貸付」という融資商品があります。
この新規開業貸付の条件としては
1 申込のできる方
・新規に個人で、又は新たに会社を設立して事業を開始する方
・営業を開始して1年未満の方
2 融資限度額
最大3,500万円
3 利率
0.45%+保証料率0.6%
以上のようになります。
金利が保証料率(金融機関とは別に保証協会へ払う金利)を合算しても1.05%というかなりの低金利になります!
日本政策金融公庫の基準利率が2.51%と考えると、借入期間に支払う総金利にかなり大きな差が出る違いです。
保証協会の創業の方向けの融資商品「新規開業貸付」についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
金利が非常に低く、魅力的な商品になりますが問題点もあります。
まず創業融資の審査について、専門家として創業支援を行っての体感になりますが、日本政策金融公庫と保証協会では保証協会の方が審査は厳しいと感じます。
また、融資の結果が出るまでの時間も保証協会の方がかかります。
その意味では、金利だけで保証協会の新規開業貸付を選ぶ方が良いとは言い切れません。
この辺りの判断は色々な状況を確認した上でになるので、創業支援に詳しい専門家にアドバイスをもらった方が良い部分かと思います。
そもそも審査難易度もあがるため、どの融資を申し込めば良いか?の判定から事業計画作成、申込みまで、一括で専門家にサポートを依頼することがオススメです。
当事務所では、創業融資を含めた融資全般のサポ―ト実績が豊富です。
ご希望の方はまずはお気軽にお問い合わせください。
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